経営というものは

平成10年12月のことである、総理府(当時)の外局として大臣をその委員長と決めた新しい組織である金融再生委員会が設置され、金融監督庁(民間金融機関等の検査・監督を所管)は2001年に金融再生委員会が廃止されるまで、その管轄下に2年余り位置づけされていたという事実がある。
Y2Kともいわれた西暦2000年7月、当時の大蔵省から重要業務である金融制度の企画立案事務を移管しこれまであった金融監督庁を金融庁(金融再生委員会下ではあるが)として改編。翌2001年1月、金融再生委員会は廃止され、、金融庁内閣府直属の外局となったのです。
いわゆる金融機関の(能力)格付けって何?ムーディーズなどで知られる格付機関によって金融機関はもちろん国債社債などの発行元、それらの信用力や債務の支払能力などを一定の基準に基づいて公平・中立的に評価しているのである。
保険業を行う者の業務の健全かつ適切な運営および保険募集の公正を確保することなどを目的とした保険業法の定めに従って、保険の取り扱いを行う企業は生命保険会社か損害保険会社に分かれて、これらの会社はいずれも内閣総理大臣による免許を受けた会社以外は実施できないということ。
今後も、わが国内で生まれたどんな銀行でも、既にグローバルな市場や取引にかかる金融規制等の強化も考慮し、財務体質等の一層の強化、あるいは合併・統合等を含む組織再編成などまでも精力的な取り組みが行われています。
格付け(ランク付け)を使用する理由(魅力)は、膨大な財務に関する資料から財務状況を読み取ることができなくても格付けによって金融機関の財務の状況や経営状態が判断できるところにある。ランキング表を使えば複数の金融機関の健全性を比較することも可能なのである。
よく聞くコトバ、ペイオフとは?⇒防ぎきれなかった金融機関の経営破綻のとき、預金保険法により保護対象とされている個人や法人等、預金者の預金債権(預金保険法の用語)につき、預金保険機構が法に基づく給付として預金者に直接支払を行う制度である。
民営化されたゆうちょ銀行から提供されるサービスは一部を除いて郵便貯金法(2007年廃止)に定められている「郵便貯金」は適用せず、一般的な金融機関と同じ、銀行法の「預貯金」が適用されるサービスなのだ。
覚えておこう、バブル経済(日本では80年代から)の意味は時価資産(不動産や株式など)の取引金額が行き過ぎた投機によって実体経済の本当の成長を超過してもなお高騰し続け、とうとう投機によって持ちこたえることができなくなるまでの経済状態。
簡単にわかる解説。外貨預金の内容⇒銀行が取り扱っている商品の一つのことであって、外貨で預金をする商品。為替の変動によって発生した利益を得ることがある反面、同じように損をするリスクもある(為替リスク)。
有名な言葉「銀行の経営の行く末は銀行自身に信用があって成功を収めるか、そこに融資する値打ちがないものだと評価されたことで順調に進まなくなる。どちらかだ」(米モルガン・スタンレー、ローレンス・マットキン)
知ってい置きたい言葉「銀行の経営というものは銀行の信頼によって繁栄するか、融資するほどの値打ちがあるとは言えない銀行だと審判されたことで繁栄できなくなる。どちらかだ」(モルガン・スタンレー、ローレンス・マットキンの有名な言葉)
保険制度とは、予測できない事故により生じた財産上(主に金銭)の損失に備えて、制度に参加したい複数の者がそれぞれの保険料を出し合い、整えた資金によって予想外の事故が発生した際に保険金を支給する仕組みなのです。
簡単解説。スウィーブサービスというのは通常の普通預金口座と(同一金融機関・グループの)証券の取引口座、この2つの口座間で、株式等の購入代金や売却益が自動的に振替される便利なサービス。同じ金融グループによる顧客の囲い込み戦略である。
銀行を表すBANKについて⇒イタリア語のbanco(机、ベンチ)という単語に由来するもので、ヨーロッパで最も古い銀行はどこなのか?今から約600年前に当時大きな勢力を持っていたジェノヴァで誕生したサン・ジョルジョ銀行という説が有力だ。